他人への期待を手放し、自分自身に期待する生き方
「他人に期待しない」と聞くと、寂しい、冷たい印象を受けるかもしれません。
これは何よりもあなた自身のために他人に過度な期待をしない方が良いということなんですね。
なぜ期待は私たちを傷つけるのか?
人が傷ついたり、落ち込んだり、悲しんだりするのはどんな時でしょうか?
例として、ホラー映画を見たのに全く怖くなかったという経験があったとしましょう。
高い評価や評判を聞いて期待して見たにもかかわらず期待外れだった場合、「残念だ」「がっかりした」という落胆の感情を感じますよね。
しかし、もし最初からその映画に期待していなかったらどうでしょうか? 「まあ色々な意見があるし大したことないだろう」と思って見た結果、予想以上に面白かったとしたら、「意外と良かった!」と感じるはずです。
これは人間関係においても同じことが言えます。
私たちは他人に対して無意識のうちに様々な期待を抱いてしまいます。例えば「この人は悪口を言わないだろう」「馬鹿にしないだろう」「会話が上手だからもっと自分の内面を話してみよう」などと期待することがあります。
そうして期待をかけた相手があなたの予想を裏切るような言動をした場合「せっかく期待していたのに、なんだ」とがっかりしたり、傷ついたりします。これは、他人に期待したからこそ生じる感情なのです。
期待しないことのメリット
他人に対して元々期待をしていなければ、たとえどんなことが起きようとも、傷ついたり落ち込んだりすることが少なくなります。完全に無くなるわけではないかもしれませんがその頻度は間違いなく減るでしょう。
期待をするから裏切られたと感じるのであり、元から期待していなければ裏切られるという感覚すら生まれません。期待していない分、予想以上の良いことがあった場合には喜びや嬉しさがより大きく感じられるでしょう。
期待を「自分」に向ける
他人に期待するのではなく、一番期待すべき相手は自分自身です。
もちろん完全に自分のことを好きになりきれている人ばかりではないかもしれません。だからこそ、自分にないものを他人に求めて期待してしまうこともあるでしょう。
しかし、他人に寄せた期待が裏切られた時、その感情は最終的に自分自身に返ってきます。
ネガティブな感情に振り回されないためにも他人への期待を手放し、自分自身に期待を寄せて生きる方が良いでしょう。
偉人の言葉から学ぶ
アメリカのケネディ大統領は就任演説の中で「国があなたのために何ができるかを問わないでほしい。あなたが国のために何ができるかを考えてほしい」という趣旨の発言をしました。
これを「他人に期待しない」という考え方に置き換えると、「環境や他人が自分に何をしてくれるのかを期待するのではなく、自分が自分に何をしてあげられるのかを考える」ということになります。
まとめ
他人に期待することは期待外れだった場合に大きな落胆や傷つきにつながります。そうしたネガティブな感情を避けるためには、他人への期待を手放し、その代わりに自分自身に期待を寄せることが大切です。
勝手に期待して、勝手に落ち込むということを繰り返すのではなく、自分自身に焦点を当てて生きることでより穏やかな日々を送ることができるでしょう。


