コミュニケーションにおける「表と裏」の正体
どうも丸山です。今回は「表と裏」という話です。
こういう表現はあなたも聞いたことがあるかと思います。よくあるテーマですが実のところどうなのかということを掘り下げていきましょう。
1. 多くの人が持つ「表と裏」という認識
コミュニケーションの場面で「表の顔」「裏の顔」といった言葉を耳にすることがあります。あるいは「表面上は良い人だけど裏では何を考えているか分からない」と言うこともありますよね。このように「表と裏」という概念は多くの人が人間関係やコミュニケーションにおいて自然と認識しているものだと思います。そして私たちはこの「表と裏」を分けて考えていますよね。本当に分かれていると思いますか?
2. 「表と裏」は存在するのか?
結論から言えば、表と裏はありません。1人の人間の中に表と裏という相反する2つのものが同時に存在するわけではありません。この視点は誰からの見方でしょうか?
いずれも他人の評価です。あなたがあなたの視点からあなたを見たときに表も裏も存在しないということなんですね。他者からの評価を聞いて「自分には表と裏があって顔を使い分けているんだ」と考えるようになることがあるだけです。
3. 「使い分け」の落とし穴
人によって態度や対応を変える、つまり「表と裏」を使い分けることができる自分は「頭が良い」「コミュニケーションが上手だ」と考える人もいるかもしれません。キツイ言い方ですが浅はかな勘違いです。
表と裏を使い分けるという感覚自体が相手に対して失礼であり違和感を生じさせる原因になります。
そして最も違和感を感じているのは実は使い分けることができていると勘違いしている自分自身なんですね。
4. 本当の自分はどこに?思考を深めるプロセス
他者評価により「自分には表と裏がある」と思い始めた頃は上手に使い分けられるようになったと感じて、それが良いことのように思える傾向にあります。序盤の段階ですね。
しかし、そのまま時を過ごしていくと「どっちも本当の自分なのになぜか分けて考えている」「本当の自分はどっちなんだろう?」という疑問が自分の中に生じてくることがあります。そして「自分はどのように生きていきたいんだろう?」とさらに思考を深めていく段階へと進むことができるのです。
ですから勘違いといえども避けがたい通るべき道であるとも言えます。
5. 表裏一体としての自分
端的に表す言葉として表裏一体がありますよね。表と裏は1つで表も裏もないことが真実です。特に「表と裏を使い分けている」「コミュニケーションが上手だ」と考えているのであればその考えは今この時をもって通り過ぎてください。今がその時期です。
なぜなら全てが本当のあなただからです。表の人格や裏の人格といったものはないです。あなたは表も裏もない表裏一体の存在です。
6. 「表と裏」を考えることの意味
ということは「表と裏」ということを考えるのは全く無意味なのでしょうか?そんなことはありません。
あると思うこと自体は悪いことではないです。
ただし、そこで思考を止めてしまうのではなく「どうやって生きていきたいのか」という問いへと進み、人生を深化させることが重要です。そのように思考を発展させることができれば「表と裏」があるということを考えることも決して悪いことではないと言えます。
7. まとめ
私たちが「表と裏」と呼んでいるものは多くの場合、他者からの評価によって自分でそう思い込んでいることが大半です。実際には表と裏はなく、全てが本当のあなた自身なのです。
もし今「表と裏を使い分けている」と感じている方がいたら、それはもしかすると思考をさらに深めて「どう生きていきたいか」を見つめ直すための入口にいるのかもしれません。
ありがとうございました。


